こんにちは、今日もはかせ(@hakase2150)です!
ホラー映画にどハマりしている僕ですが、昨日人気ゲーム作品「サイレン」の映画版を見ました。
ゲームの内容はほぼ知らないのですが、ほぼオリジナルということもあり楽しめました。
まだ見たことがない方のために、映画「サイレン」のキャストや見所、衝撃のオチまでまとめました。
結構矛盾点の多い作品でもあったため、そのあたりにも触れた感想も是非ご覧ください。
目次
「サイレン」とは?
<出典 コーラ迷?作劇場>
「サイレン」は元々、PlayStation2で発売されたホラーゲームです。
ゲーム自体はある島でヤバイ島民から逃げるゲームとなっており、いわゆるステルスゲームです。
この原作ゲームの第2弾として発売された作品「SIREN2」を元に映画化されたものが、映画「サイレン」となっています。
2006年に公開された本作ですが、公式映画タイトルは「サイレン〜FORBIDDEN SIREN〜」であり、原作と登場人物は一切違う形で作られています。
ですのでゲームを全く知らない方でも気にせず映画を見ることができ、ホラー映画として楽しむことができますよ。
ちなみに監督を務めたのは、数々のミステリー・ホラー作品を手がけてきた「堤幸彦」さんです。
- 「ケイゾク」
- 「池袋ウエストゲートパーク」
- 「TRICK」
- 「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」
こうして見ても、堤さんが手がけてきた作品がどれだけ話題になったかが伺えますよね。
映画「サイレン」も単なるホラー映画としてだけでなく、ちょっとした謎解きミステリー感があり、堤さんらしさが全面に出ている作品でもあります。
映画「サイレン」のあらすじは?
1976年に日本の夜美島(やみじま)で島民全員が消失する事件が起きた。
その事件から29年が経ち、「天本由貴」は病弱な弟「英夫」とフリーライターの父「真一」と共に、療養のため夜美島に転居することとなる。
島に到着すると、由貴は島の異様な空気に気づき、島民から冷たい目で見られているような感覚を覚える。
また島には、「夜は出歩かない」「近所付き合いは大切にする」「森の鉄塔には近付かない」、そして「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」という独特のルールがあった。
ある日、弟が行方不明となり由貴は探しにいくこととなる。
探す最中に見つけた廃墟で「サイレン」について書かれた古い手帳を見つける。
そこで東という男に襲われるが難を逃れ、この島の異様な空気に戸惑う。
無事に弟を見つけることができたが、夜に父親が帰ってこないことに気づく。
実はその晩、父は島の写真を取りに外出しており、サイレンの音を聞いていたのであった。
翌日、父親を探しに行った由貴は、内部が儀式的に飾られた建物の中で、父親の死体を見つける。
島の医師「南田 豊」と巡査を急いで現場に連れて行くが、そこに父の姿はなかった。
家に帰ると、父の姿があったが、どこか様子がおかしかった。
すると次は飼い犬の姿が消え、再度森に探しにいくと、父のビデオカメラを見つける。
そこには何者かに襲われた父の映像が写っていた。
そして再びサイレンが鳴ると、島民がゾンビのようになっており、由貴たちは襲われることなる。
果たしてこの島は一体・・・?
映画「サイレン」のロケ地は長崎県?
<出典 yutavdのなんでもブログ(仮)>
映画「サイレン」は夜美島という島が舞台になっているのですが、実はこの島は存在しません。
一応モデルになったのは、長崎県にある端島であり、ゲーム作成時のロケーションは広島県大久野島や岡山県真鍋島をモデルにしたそうです。
映画「サイレン」については、東京都にある伊豆諸島の八丈島で撮影が行われました。
ホラー映画として見てしまうと不気味な街に感じてしまいますが、観光地としても人気の島です。
ちなみに島民は全員俳優さんとエキストラさんが演じているので、実際に住んでいる方ではありません。
服装や雰囲気からリアルに住んでいる人のような空気を感じるくらい、エキストラさんが本物っぽい雰囲気を出していますよね。
映画「サイレン」のキャストは?
天本由貴/市川由衣
<出典 Youtube>
本作の主人公。
病弱な弟を療養するために夜美島に引っ越してきたのをきっかけに、島の秘密を知ってしまうこととなります。
結果的には彼女の幻覚だったというオチなのですが、そのあたりは以下の結末をご覧ください。
役を演じたのは「市川由衣」さんです。
最近は見ることが少なくなりましたが、2006年前後ではドラマに映画に多数出演していましたよね。
映画初出演となったのは「呪怨」ということもあり、ホラー作品にゆかりがあった女優さんなんですね。
天本真一/森本レオ
<出典 Youtube>
主人公・天本由貴の父親。
フリーライターであり、夜美島の過去を知り、島を散策中にサイレンを聞き、ゾンビ化してしまいます。
ゾンビ化してからは由貴をシャベルで襲うが、殺虫剤をかけられてしまい倒れる。
役を演じたのは「森本レオ」さんです。
柔らかい雰囲気が父親役にぴったりでしたね。
森本レオさんといえば、トーマスのイメージが強いです。笑
南田豊/田中直樹
<出典 Youtube>
夜美島の診療所の担当医師。
島で唯一サイレンを聞いてもゾンビ化しない正常者です。
最後は由貴を救った?が、4度目のサイレンによって由貴に刺されてしまうことに・・・。
役を演じたのは「田中直樹」さんです。
お笑いコンビ・ココリコの田中さんですが、意外と役者としてお仕事していることが多いんですよね。
可もなく不可もない演技が意外といい味を出しているんでしょうか。笑
土田圭/阿部寛
<出典 Youtube>
29年前の島民全員が消えた事件の唯一の生存者だった男性。
のちに自殺して死んでしまいます。
役を演じたのは「阿部寛」さんです。
映画「テルマエロマエ」のイメージが強い阿部さんですが、サイレンにも出演していたとは!
今作ではちょい役でしたが、「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」のフレーズは恐怖をあおってましたね。
里美/西田尚美
<出典 Youtube>
由貴の隣人。
島の掟でもある「近所付き合いは大切にする」を守って、由貴は親しくすることとなります。
しかし彼女も3度目のサイレンによってゾンビ化してしまいます。
役を演じたのは「西田尚美」さんです。
由貴の家に来て食器を洗っているシーンがありますが、個人的に一番気持ちが悪かった恐怖シーンでした。
独特に不思議な空気感を持つ島民を上手く再現していた西田さん、すごいです!
映画「サイレン」の結末は?【ネタバレ】
<出典 Youtube>
3度目のサイレンが鳴ると、島民はゾンビ化してしまい、彼らは由貴を襲う。
元凶となっているサイレンを止めるため、鉄塔を目指した由貴。
鉄塔の上にあるスピーカーを破壊することに成功するが、サイレンは止まなかった。
鉄塔の下にはゾンビ化している大量の島民が押し寄せている中、正常な南田が鉄塔に登ってくる。
すると、南田は由貴に対して、「サイレンは君にしか聞こえていない」と告げる。
実は由貴は弟をすでに亡くしており、そのショックから幻覚を見ていたのであった。
その事実に気づくも、弟を亡くしたことで自ら鉄塔から身を投げ出してしまう。
ここでシーンは診療所に移り、奇跡的に助かっている由貴の姿。
父と南田の会話から、29年前の島民消失は土田の犯行だったことが判明する。
事件も収束したかと思われたが、南田は由貴の持っていたちぎれた手帳と自分の持っていた片割れをつなぎ合わせる。
そこには「四度目のサイレンで皆殺し」の文字が。
由貴の頭の中に4度目のサイレンが鳴り響き、南田の背後にはナイフを持った由貴の姿。
南田は由貴に後ろから突き刺されてしまい、エンドロールとなる。
映画「サイレン」の見所と感想
<出典 Youtube>
矛盾が多すぎて理解不能
本作を見終わって、ストーリーを思い出してみると、色々な矛盾に気がつきます。
ネット上でも同じような気持ちになった方が多いようで、そのせいか映画の評価も結構低めでした。
本作はオチとして、ゾンビ化した島民は全て由貴の幻覚だったというものです。
しかしそうすると家で襲ってきた父親は襲ってこないよね・・・と。
またサイレンが鳴ったら外に出てはいけない!と教えてくれた男も幻想なのか?
てか飼い犬は何で消えたんだ!?と。
色々と謎な部分が残ってしまい、どこか消化不良で終わってしまうんですよね。
オチがストレートにサイレンで島民は可笑しくなってしまうとすれば、どうにかなりそうなものですが・・・。
初見でしっかり見ていてもこのような謎が残ってしまうので、きっと2度3度見たら益々気になる点が出てきそうな作品です。
ゲームが話題になり、良作だったこともあり、映画版は正直駄作になってしまったかなと感じました。
ただ色んな解釈ができる系映画として楽しむのであれば、これはこれでいいのかな?とは思いますけどね♪
ゲームを知らなくても楽しめる
人気ゲームが原作の本作ですが、ゲームの内容を全く知らなくても問題ありません。
たまに原作の情報を少し知っていた方がいい映画作品もありますからね。
ゲームで登場するキャラクターは本作には一切登場しませんし、登場人物も映画オリジナルです。
一つのサイレンという映画作品として見ることができるので、初見には嬉しいですよね。
ただゲームはCMが放送禁止になるくらい怖い作品だったのに対して、映画は対して怖くありません。
ホラー映画として紹介されていますが、ビックリ要素もほぼなく、恐怖感も一切感じませんでした。
オチが意外なので、ミステリーやサスペンスとして見た方が、後味はスッキリするでしょう。
ホラー映画が苦手な方でも問題なく見れるところはいいですけどね♪
一応どんでん返し系映画?
初見では予想ができないオチである本作は、どんでん返し系映画としておすすめです。
日本のホラー作品の中で、こうしたオチが全く違う作品はそう多くないですからね。
しかも幻想でしたで終わらずに、さらにもう一段階オチをつけているのは粋でした。
ラストシーンは見応えがありましたし、ホラー映画らしさを感じたので、是非見てみてください。
ただ最後にナイフをかざす市川由衣さんの演技には笑っちゃいましたけどね。
肩をすっとすくめて襲いかかる姿がどこか滑稽なので、見所です!笑
映画「サイレン」が見れる動画配信サービスは?
<出典 Youtube>
映画「サイレン」が見れる動画配信サービスは以下の4つです。
個人的におすすめなのは、「Amazonプライム・ビデオ」です。
僕はこちらのサービスで視聴したのですが、50,0000本以上もの映画やドラマ、アニメ作品などを楽しめます。
またAmazonで商品を購入する際の送料が無料になったりと、嬉しい特典も多数ありますよ。
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まとめ
ホラー映画としての恐怖感は少ないですが、オチに関しては満足できるおすすめ邦画でした。
最終的にはまとまりのある終わり方を見せ、ホラー要素を残しながら終わる点は見所です。
ただ見終えた後に気になってしまう点が多かったりするため、そのあたりを考えだすと納得いかないかもしれません。
何も考えず、これはこういう作品だ!と捉えて見れば、十分楽しめる作品ではあります。笑
ホラー映画が苦手な方でも楽しめるでしょうし、原作を知っている方であれば、より楽しめるでしょうね。
是非気になった方は短い映画でサクッと見れるので、見てはいかがでしょうか?
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